2023年、完全ワイヤレスイヤホンを買い替えました。
今回選んだのは、Technics EAH-AZ80 です。
以前使っていたのは AVIOT TE-D01M。
当時はコスパが良さそうだと思って購入したのですが、使っていくうちにLINE通話などで調子の悪さが気になるようになり、だんだんストレスが溜まってきました。
決定打になったのは、製品そのものの不調だけではなく、サポート対応でした。
こちらから「調子が悪い」と連絡したところ、最初は「送ってください」という案内だったので、その時点ではちゃんと見てもらえそうだと思いました。
ただ、実際に送ってみると返ってきたのは「不具合は確認できませんでした」という回答で、そのまま返送。
もちろん、症状の再現が難しいことはあると思います。ですが、自分としては困っているから連絡しているわけで、そこに対してあまり寄り添ってもらえなかった印象が残りました。
他メーカーで、もっと手厚い対応をしてもらえた経験もあったので、なおさら印象は良くありませんでした。
その結果、今回の買い替えでは、AVIOT 製品をまた選ぶという気持ちにはなれませんでした。
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。商品を購入すると、当サイトに報酬が発生する場合があります。価格や在庫はリンク先でご確認ください。
※過去記事【レビュー】AVIOT TE-D01M を選んだ理由と実使用レポート
今回の買い替え候補は3機種
今回、最初に候補に入れたのは次の3機種です。
- Technics EAH-AZ80
※現在は後継機種のEAH-AZ100も販売されています。 - Sony WF-1000XM5
※現在は後継機種のWF-100XM6も販売されています。 - Jabra Elite 7 Pro
王道で評価の高い Sony WF-1000XM5 にするか。
以前から気になっていた Jabra Elite 7 Pro にするか。
それとも、オーディオ好きが好みそうな Technics EAH-AZ80 にするか。
かなり迷いました。
Sonyは王道なので、買えば大きく外しにくいだろうという安心感がありました。
ただ、今回は前回のイヤホンとサポート対応で少し嫌な思いをしていたので、「有名だから」「定番だから」という理由だけで流されて買いたくはない という気持ちが強くありました。
せっかく買い替えるなら、自分なりに比較して、納得して選びたい。
そう思って、今回は少し時間をかけて機種選定をしました。
まず結論|最後に残ったのはSony WF-1000XM5とTechnics EAH-AZ80
比較を進めていく中で、最終的に残ったのは Sony WF-1000XM5 と Technics EAH-AZ80 でした。
Jabra Elite 7 Pro も悪い候補ではありませんでした。
通話を意識したモデルという印象がありましたし、防塵防水性能も高く、実用性はかなり高い機種です。
ただ、自分の中では最後の最後で、
- 王道で完成度が高そうな Sony WF-1000XM5
- 独自性があって惹かれる Technics EAH-AZ80
この2機種が強く残りました。
比較早見表
ここで、自分が気にしていたポイントをざっくり整理しておきます。
ドライバーサイズ
- Technics EAH-AZ80:直径10mm
- Sony WF-1000XM5:8.4mm
- Jabra Elite 7 Pro:6mm
対応コーデック
- Technics EAH-AZ80:LDAC / AAC / SBC
- Sony WF-1000XM5:LDAC / AAC / SBC / LC3
- Jabra Elite 7 Pro:AAC / SBC
ノイズキャンセリング
- Technics EAH-AZ80:かなり強い。上位クラスの印象
- Sony WF-1000XM5:3機種の中では最有力クラス
- Jabra Elite 7 Pro:実用十分だが、低域ノイズにはやや弱め
マルチポイント
- Technics EAH-AZ80:3台接続対応
- Sony WF-1000XM5:対応
- Jabra Elite 7 Pro:Bluetooth Multipoint対応
装着性
- Technics EAH-AZ80:独自コンチャフィット形状。耳甲介側でも支える方向の設計
- Sony WF-1000XM5:小型軽量で装着性は高そう
- Jabra Elite 7 Pro:コンパクトで安定感は良さそう
ワイヤレス充電(Qi)
- Technics EAH-AZ80:対応
- Sony WF-1000XM5:対応
- Jabra Elite 7 Pro:対応
防水
- Technics EAH-AZ80:IPX4相当
- Sony WF-1000XM5:IPX4相当
- Jabra Elite 7 Pro:IP57
再生時間
- Technics EAH-AZ80:本体約7時間、ケース込み約24時間(AAC / ノイズキャンセリングON)
- Sony WF-1000XM5:本体最大8時間(ノイズキャンセリングON)
- Jabra Elite 7 Pro:本体最大8時間、ケース込み最大30時間
ちなみに、対応コーデックについてはしっかり比較しましたが、自分は iPhoneユーザー なので、今回の機種選びでは LDAC対応を必須条件にはしませんでした。
Technics EAH-AZ80 と Sony WF-1000XM5 はどちらもLDACに対応していますが、実際の自分の使い方では、コーデックのスペック差そのものよりも、通話、装着性、マルチポイント、全体の使い勝手を重視しました。
Jabra Elite 7 Proもかなり気になった
Jabra Elite 7 Pro は、最初の候補としてはかなり魅力的でした。
Sonyほど王道すぎず、Technicsほど尖りすぎてもいない、ちょうど中間のポジションに見えたからです。
しかも、防塵防水性能は3機種の中でもいちばん強めで、日常使いでも安心感があります。
ただ、自分の中では比較を進めていくうちに、Sony WF-1000XM5の王道感 と Technics EAH-AZ80の独自性 のほうが強く印象に残るようになりました。
その結果、Jabra Elite 7 Pro は良い候補ではあったものの、最終的には2機種に絞る段階で外れました。
Sony WF-1000XM5はやっぱり強かった
最後までかなり悩んだのが Sony WF-1000XM5 です。
完全ワイヤレスイヤホンの比較をしていると、どうしてもSonyは外せません。
定番ですし、性能面でも大きく外しにくい安心感があります。
「とりあえずこれを買っておけば安心」と思わせる強さは、間違いなくありました。
だからこそ、最後までかなり迷いました。
ただ、今回は前回の AVIOT TE-D01M の件があったので、単純に王道へ流れるのではなく、ちゃんと比較して、自分が納得できる理由で選びたい という気持ちが強くありました。
その結果、Sony WF-1000XM5 も最後まで残ったものの、最終的には Technics EAH-AZ80 のほうが自分にとって納得感がありました。
それでもTechnics EAH-AZ80を選んだ理由
1. 3台マルチポイント接続が魅力だった
いちばん分かりやすい決め手のひとつが、3台マルチポイント接続 です。
これは Technics EAH-AZ80 のかなり特徴的な部分で、スマホ、PC、タブレットのように複数端末をまたいで使うことを考えると、かなり便利そうに見えました。
音質やノイズキャンセリングほど派手ではありませんが、完全ワイヤレスイヤホンは毎日使うものなので、こういう日常の使い勝手は満足度にかなり効いてきます。
今回の比較では、この3台マルチポイント接続が Technics EAH-AZ80 をかなり印象づける要素になりました。
2. 直径10mmドライバーが魅力だった
もうひとつ気になったのが、直径10mmドライバー です。
もちろん、ドライバーサイズが大きければ必ず音が良いという単純な話ではありません。
それでも、スペックを見比べていく中で、「Technicsはここも魅力だな」と感じたのは事実です。
3台マルチポイント接続と直径10mmドライバー。
この2つが並んだ時に、Technics EAH-AZ80 はかなりキャラクターが立って見えました。
3. 独自コンチャフィット形状が気になった
装着性についても、Technics EAH-AZ80 はかなり気になる存在でした。
Technicsは、独自コンチャフィット形状 を採用しています。
これは、単に「軽い」「小さい」という話ではなく、耳の穴だけで支えるのではなく、耳のくぼみ全体で支える方向の設計 になっているのがポイントです。
実際、外から見ると少し大きく見えるのですが、内側のふくらみが耳甲介まわりに収まることで、思ったほど飛び出さず、安定感も出しやすいという考え方です。
イヤーピースだけで支える一般的なタイプより、耳穴への負担を減らしながら装着感を出そうとしているのが、この形状の面白いところだと思いました。
今回、自分は長時間使う前提でも考えていたので、この装着思想の違いはかなり魅力的でした。
単純なスペック表では見えにくいですが、こういう細かい考え方に惹かれたのも、Technics EAH-AZ80 を選んだ理由のひとつです。
4. “王道ではない強さ”に惹かれた
これはかなり感覚的な話ですが、Technics EAH-AZ80 には、少しマニアックで、オーディオ好きが選びそうな雰囲気がありました。
Sony WF-1000XM5 は、誰が見ても王道で、安心して選びやすいモデルです。
一方で Technics EAH-AZ80 は、「ただ定番だから選ぶ」のではなく、自分で比較して納得して選ぶ感じがあります。
今回は前回の買い物で少し嫌な思いをしていたこともあり、余計に「ちゃんと考えて選びたい」という気持ちが強くありました。
そう考えた時に、自分には Technics EAH-AZ80 のほうがしっくりきました。

実際に使ってみた感想
ここからは、実際に使い始めて感じたことを書いていきます。
イヤーピースはMサイズがちょうど良かった
まずはイヤーピース選びから始めました。
自分には Mサイズのイヤーピース がちょうど良かったです。
最初は少し試しながら調整しましたが、耳への収まりと密着感のバランスがいちばん良かったのがMサイズでした。
完全ワイヤレスイヤホンは、装着感やノイズキャンセリングの効きにもイヤーピース選びがかなり影響するので、ここは最初に合わせておいて良かったと思います。
装着感はかなり良い。激しい動きでも安心感があった
装着感については、コンチャフィット形状にこだわっているだけあって、かなり良かった です。
耳へのフィット感がしっかりしていて、ただ耳穴に差し込むだけではなく、全体で支えられているような感覚があります。
ある程度激しい動きをしてもついてきてくれるので、装着感はかなり良いと思いました。
長時間使ううえでも、このフィット感の良さは大きなポイントです。
装着の安定感は、Technics EAH-AZ80 の満足度をかなり上げている要素だと思います。
音はAVIOT TE-D01Mと比べると雲泥の差だった
音については、以前使っていた AVIOT TE-D01M と比べると、正直かなり差を感じました。
値段の差もあるとは思いますが、自分の感覚では 雲泥の差 でした。
まず、全体的に音がかなりクリアに聞こえます。
特に嬉しかったのは、中音域がはっきり聞こえること です。
ボーカルや楽器の輪郭が見えやすくなって、前よりも音が整理されて聞こえる感じがあります。
ただ派手なだけではなく、聴いていて気持ちいいバランスです。
一方で低音も弱いわけではなく、効きすぎない程度にしっかり迫力がある のが好印象でした。
低音だけが前に出る感じではなく、自分にはちょうど良いバランスだと感じました。
アルミの質感が高級感あっていい
見た目についても満足しています。
Technics EAH-AZ80 はアルミの質感があって、高級感があります。
この見た目はかなり気に入っています。
完全ワイヤレスイヤホンは毎日使うものなので、性能だけではなく、手に取った時の満足感も意外と大事です。
その点でも、Technics EAH-AZ80 は所有感のあるイヤホンだと思いました。
ノイズキャンセリングはしっかり効く。ただ、もう少し強くても良かったかも
ノイズキャンセリングについては、しっかり効いています。
普段使いでは十分に効果を感じますし、不満があるレベルではありません。
ただ、率直に言うと「もうちょっと効いても良かったかな」と感じる場面もありました。
とはいえ、現時点の完全ワイヤレスイヤホンの技術としては、こういうものなのかなとも思っています。
効き自体は十分実用的で、普段の環境ならしっかり役立つレベルです。
3台マルチポイント接続の切り替えはとてもスムーズ
この機種で特に高く評価したいのが、3台マルチポイント接続の切り替えのスムーズさ です。
実際に使ってみると、この切り替えがかなり快適でした。
複数端末をまたぐ使い方をする人にとっては、ここはかなり大きな魅力だと思います。
スペック表だけ見た時点でも気になっていたポイントでしたが、実際に使ってみて「これは便利だな」と感じました。
この点については、かなり高く評価したいです。
購入を検討している人向けにリンクを置いておきます
今回自分が選んだ Technics EAH-AZ80 が気になる人は、こちらから詳細を確認できます。
最後まで悩んだ Sony WF-1000XM5 も比較候補としてかなり強いので、王道モデルを見たい人はこちら。
今回は“製品だけでなく会社としての印象”も重視した
今回の買い替えでは、単純にスペック比較だけで決めたわけではありません。
前回の AVIOT TE-D01M では、
- LINE通話などで調子の悪さを感じた
- サポートへ連絡した
- 送ってくださいと言われた
- 送った
- 不具合は確認できませんでしたで返ってきた
という流れがありました。
この経験があったので、今回は
「スペックが良さそうか」だけでなく、「このメーカーなら納得して使えそうか」
という視点もかなり大きかったです。
そういう意味でも、今回は Technics EAH-AZ80 を選んで良かったと思っています。
まとめ|Technics EAH-AZ80は選定理由にも使用感にも満足できた
今回の完全ワイヤレスイヤホン買い替えでは、最終的に Technics EAH-AZ80 を選びました。
最初は
- Technics EAH-AZ80
- Sony WF-1000XM5
- Jabra Elite 7 Pro
の3機種で迷っていましたが、最後に残ったのは Sony WF-1000XM5 と Technics EAH-AZ80。
そして最終的に Technics EAH-AZ80 を選んだのは、次の理由が大きかったです。
- 以前使っていた AVIOT TE-D01M の調子とサポート対応に不満があった
- 今回は流されて王道を選ぶのではなく、比較して納得して決めたかった
- 3台マルチポイント接続 がかなり魅力的だった
- 直径10mmドライバー という分かりやすい強みがあった
- 独自コンチャフィット形状 という装着思想に惹かれた
- 全体のバランスと、少しマニアックな雰囲気に惹かれた
実際に使ってみても、
- Mサイズのイヤーピースがちょうど良かった
- 装着感はかなり良く、動いても安定感がある
- 音はAVIOT TE-D01Mと比べて雲泥の差
- 中音域がクリアで、低音も効きすぎずちょうどいい
- アルミの質感が高級感あって満足
- ノイズキャンセリングはしっかり効く
- 3台マルチポイント接続の切り替えはかなり快適
と、全体的にかなり満足度は高いです。
Sony WF-1000XM5 もかなり魅力的で、王道の強さは間違いなくありました。
それでも今回は、自分の気持ちにいちばんしっくりきたのが Technics EAH-AZ80 でした。
完全ワイヤレスイヤホンを、ただ有名だからで選ぶのではなく、ちゃんと比較して納得して選びたい人には、Technics EAH-AZ80 はかなり魅力的な選択肢だと思います。



コメント