デッドニングDIY

2021年12月

タイヤ&ホイールを交換してから気になり始めたロードノイズ。
RX-8時代はドアのみ施工しましたが、今回はドア+フロア+ラゲッジ+ホイールハウスまで広げて徹底施工!
使用材料は個別調達でコストダウンを図りつつ、オーディオテクニカ・3M・レジェトレックスの三本立てで攻めました。

  • 制振材:レジェトレックス D-300N(1000×500mm×1.5mm)
  • 吸音材:3M シンサレート(13mm×500mm×1520mm/3枚セット)
  • 表面減振シート:オーディオテクニカ AT-AQ460

1. ドアのデッドニング

1-1. 内張りの取り外し

  1. 工具準備
    • 内張りはがしリムーバー
    • マイナスドライバー(傷防止に布を巻く)
  2. クリップ位置の把握
    • ドア下部に7~8箇所の爪(プラスチック製クリップ)が並ぶ
    • ドア全面を回り込むように、隙間を少しずつリムーバーでこじる
    • 上部はガラスランチャンネル内側にも小さなクリップあり
  3. コネクタの切り離し
    • パワーウィンドウスイッチのコネクタを、ラッチを押しながら引き抜く
  4. プラスチックカバー(防水シート)取り外し
    • 内張りの裏側にペタっと貼ってある透明シート。
    • 端から剥がし、外して再利用のために折らずに保管。

1-2. 制振材の貼り付け

  1. 鉄板面の清掃
    • ウェスで水分や油分を拭き取り、脱脂スプレーを軽く吹く
  2. レジェトレックス貼付
    • 大きめにカットした制振材を、貼りたい鉄板面に貼付
    • 特に、手前側・スピーカー付近・ガラス下部を重点的に
  3. プラスチックカバー復旧
    • 防水シートを元の位置へ戻し、周囲の粘着を確実に押さえる
  4. 内張り/コネクタを元通りに
    • 配線コネクタを差し込み、内張りをクリップ位置へ合わせてカチッと装着

2. フロアのデッドニング

2-1. 内装部品の取り外し

  1. フロアマットを外す
  2. センターコンソール取り外し
    • クリップとビスで固定。周囲のパネルを慎重に浮かせる
  3. シート取り外し
    • 固定ボルトにトルクスソケット(T〇〇 ※後日確認)を使用
    • シート下のカプラも外して完全に取り去る
  4. フロアカーペットを剥がす
    • 前後・左右のクリップを外し、センター部分は引っかかるので切り込みを入れて取り外し

2-2. 制振+吸音材の施工

  1. 制振材貼付
    • ドアと同様、弱そうな鉄板(フロアトンネル部・リアシート足元)にレジェトレックス
  2. 吸音材敷き詰め
    • 3Mシンサレートを制振材の上に敷き込み、断熱・吸音効果をプラス
  3. 内装復旧
    • カーペットを元通りに戻し、コンソール/シート/マットを装着完了

3. ラゲッジルームの施工

  1. ラゲッジカーペット剥がし
  2. 発泡スチロール緩衝材 を取り外し
  3. レジェトレックス貼付
  4. 元に戻す

4. ホイールハウスの施工

  1. ジャッキアップ&タイヤ取り外し
  2. ホイールハウスカバー をクリップ&ビスから外す
  3. カバーを脱脂→AT-AQ460ダンピングシート貼付
  4. カバーを戻し、タイヤ装着→ジャッキダウン

まとめと感想

  • ドア:RX-8時代の慣れ作業でスムーズ
  • フロア:トルクス工具だけ慌てて調達。それ以外は順調
  • ロードノイズ:全体的に抑制成功。ただしホイール&タイヤ純正並みには追いつかず、窓まわりからの音が支配的に。
  • 次の検討:窓ガラスの防振 or 純正タイヤ復活も視野に。

これだけ広範囲に施工すると、ドア単体より体感で30〜40%ほどノイズ減の印象です。DIYでここまで効果を得られるので、コストと手間を勘案してぜひチャレンジしてみてください!